挫折の闇に立ち向かう

挫折という言葉は誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。自分がやりたいことや達成したい目標を失敗してしまったという気持ちとともに、失望や落胆、そして自己否定感を抱いてしまいます。しかし、挫折は人生において避けられないものであり、その経験が人を成長させる貴重な機会でもあるのです。

私も過去に何度か挫折を経験しました。一番大きなものは、大学受験でした。高校生の時には「自分は絶対に大学に行く」という強い意志を持っていたにもかかわらず、浪人生活が長期間続き、合格できたのは３年後ということになりました。当時は、努力しても結果が出ない、自分に才能がない、世の中には自分より優秀な人間がたくさんいるなど、様々な否定的な考えが頭を巡らせ、落ち込んでしまっていました。

しかし、そこから諦めずに努力を続けることで、大学に入学し、その後は留学や就職、さらに多くの人と出会い、大きな成長をすることができました。個人的な経験から、挫折は必ずしも否定的な意味を持たないことがわかりました。

そこで、今回は挫折から立ち上がるための３つのポイントを紹介します。

１．自分以外の人に相談する

一人で悩みを抱えたまま、解決することはかなり困難です。自分とは異なる視点からアドバイスをもらうことができる大切な存在として、友人や家族、先輩、上司など、自分にとって頼りになる人物を見つけましょう。ただし、その人が本当にサポートできる人であるか、自分自身が心を許して話せる相手であることを判断する必要があります。

２．過去の挫折や失敗を振り返る

日本には「七転び八起き」ということわざがあります。この言葉のように、過去の挫折や失敗を乗り越えてきた自分を振り返ることができると、自信を取り戻すことができます。また、過去の経験から得た教訓を次のチャレンジに生かすこともできます。失敗を恐れずに前に進むことができるようになります。

３．挫折を機に新たな目標を立てる

挫折から立ち上がるためには、新たな目標を見つけることが必要です。自分がやりたいことや成し遂げたいことを明確にし、掲げた目標に向けて努力を続けましょう。目標に向かって努力したことが、自分に自信を持たせるチカラになります。また、自分以外にもうまくフォローしてくれる人がいると、新たな目標に向けて進む助けになります。

挫折を経験することは、どんな分野でも起こりうることであり、誰でも避けられるものではありません。しかし、挫折は避けられないだけに、挫折に打ち勝つために必要な力を身に着けることが大切です。自分にとって大切な目標に向かって、立ち上がって前に進むことを意識して、挫折の闇に打ち勝ちましょう。